春と桜と人の繋がり
春の芽吹きが始まる時は始まりと終わりが重なる季節。
桜の花びらが優しいピンク色で送り迎え。
新しい友と出会い、いつも一緒にいた仲間と離れる時。
笑顔と涙が交差して出会って離れてまた交差する。
たんぽぽの綿がフワフワ浮かぶように、
期待でフワフワ。不安でフワフワ。
進むべき道に覚悟を持って歩き出す向上心豊かな人。
不安だらけだけどその重い足取りを一歩踏み出す勇気ある人。
歩いて走って、疲れたらまた歩いて。。。進むことを余儀なくされる季節だったり。
春の嵐が吹き荒れる頃、様々な人の想いも同じように吹き荒れる。
その様々な吹き荒れるものを乗り越えるため、
右往左往しながら自分の居場所を探し歩く。
支えがいる人を支えてあげる人・
支えはいらないけど支えを欲しがる人。
見えてるものだけを信じて大切にする子。
見えないものを感じ取ってそれを分ける事の出来る子。
いろんな色を持った人たちが集まって始めたり終わらせたり。
それでも窓から見えるあの桜は、
夢見心地なあの空の雲のように見守ってくれている。
全ての人たちを送り、迎えて咲き誇る。
短い命を振り絞り、今年も咲いて私たちを待っている。